タイトルロゴ メニューバー
いただきますふるさとの味
==============

今週のレシピ

〜7月7日放送〜

食品写真

サバののた

紹介者  

ご紹介者写真
浦谷 紀久朗さん(64歳)

若狭湾に面する福井県小浜市は、かつて湾内でとれたサバを塩に漬けて京都まで運んだ「鯖街道」と呼ばれる道の起点でもある、サバの町。一時期に比べて、サバの水揚げは大きく減ってしまいましたが、それでも暖流と寒流が出会う若狭湾で捕れるサバは、脂のノリもちょうどよく、おいしいと言われています。わずか9軒からなる小さな漁師町で定置網漁の網元をしている浦谷紀久男さんの家でも、サバが捕れると、古くから伝わる「のた」("ぬた"の地元での呼び名)にして味わいます。梅雨時期のサバは、やや小ぶりながら、脂のノリが「のた」にするにはちょうどいいとのこと。さっぱりとして、いくらでも食べられてしまう一品です。

ご紹介者写真2
浦谷 美どりさん(60歳)

桜井洋子の感想  
桜井アナ
たべものの記憶は人生そのものの記憶だと常々思っています。今回のゲストの長田弘さんは、料理を通して人生のみならず思想まで語る詩人です。否、思想家、哲学者といっても過言ではないのではないでしょうか。  〜 トマトソースはミケランジェロより偉大だ。それなしで長靴の国の歴史はなかった。すぐれたものはありふれたものだ。 〜  番組の前半に朗読していただいた上記のトマトの詩をはじめ"食卓一期一会"には、  〜 毎日おなじことをして働いて、そして死んで、ゆっくり休むのさ。 〜  という一節のある"天丼の食べかた"が収められている。また"イワシについて"には  〜 ぼくは思想は暮らしのわざだとおもう。イワシはおおげさな魚じゃないけれども、日々にイワシの食べかたをつくってきたのはどうしてどうしてたいした思想だ。 〜  〜 きみはきみのイワシを、きみの思想をきちんと食べて暮らしているか?  とある。"サバののた"をいただいた小浜市の宇久地区では、先祖が移り住んで1300年。九軒の家々がほとんど増えもせず減りもせず、宇久のくらしを脈々と受け継いできました。その何げない日常こそ、かけがえのないもの、そう思わずにはいられません。

 

★「たべもの新世紀」はNHK総合テレビ毎週日曜日 朝6:15から放送中です。
(再放送は教育テレビ土曜日 夜7:00から)

----------------------

 

このページはNetscape Navigator 4.0またはInternet Explorer 4.0以上でご覧いただくことをおすすめいたします
NHKCopyright 2000 NHK (JAPAN BROADCASTING CORPORATION) All rights reserved 許可なく転載を禁じます